スタッフ紹介|リエの故郷と、いまの仕事につながる原点

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わたしの故郷について

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自己紹介

本日の記事を担当するのは、スタッフのリエです。よろしくお願いいたします!

早速ではありますが、簡単な自己紹介を…
私は大学で建築を学んだ後、ハウスメーカーの営業として住まいづくりに携わりました。
その後、よりクリエイティブな分野で表現をしたいという思いから会社を退職し、デザイン学校へ進学。
卒業後はイラストレーターとして活動を続けながらデザイン会社に勤務し、現在はご縁があってグーチョキパースのイラストレーターとして日々イラスト制作に携わっています!

そんな私の原点は、広島です。
私は広島県で生まれ育ち、瀬戸内海と山に囲まれた穏やかな景色と落ち着いた空気の中で過ごしてきました。
離れて暮らすようになってから改めて気づいたのですが、広島には派手ではないけれど心に残るものが多くあります。
それが、今の私の感性にも大きく影響しています。

私の故郷 広島県

私は広島県の尾道市で生まれ、広島市で育ちました。
幼い頃は休日に祖父母の家がある呉市の小さな島にもよく遊びに行き、私にとって広島は主にこの3つの街の思い出でいっぱいです。

今回は広島市尾道市呉市、私の大切な思い出の地について、簡単ではありますがご紹介したいと思います。

広島市――歴史と街、緑が共存する“穏やかな大都市”

まずは幼少期から学生時代を過ごした広島市。
中国地方最大の都市というと少し賑やかなイメージを持つかもしれませんが、実際に住んでみると「都会なのにせかせかしていない、不思議な落ち着き」があります。
市内は山に囲まれ、川がいくつも流れ、橋を渡るたびに景色が変わり、生活の中に自然が溶け込んでいるのが広島市らしいところです。

そして広島の景色といえば、路面電車です。
生活道路のすぐそばをコトコトと走り抜ける姿は、少し懐かしくてあたたかさを感じます。
子供のころは当たり前の風景でしたが、離れて暮らすとあの速度と音になんだか安心感を覚えます…。
じつはこの路面電車、原爆投下3日後には一部区間で復旧していたことをご存じでしょうか?
焼け野原になった広島の街を「チリンチリン」と鳴らしながら走る姿に、多くの広島の人々が勇気づけられたそうです。
そういった理由から、広島復興の象徴にもなっています。

また、原爆ドームや平和記念公園などの歴史に触れられる場所がすぐ近くにある一方で、紙屋町周辺には商業施設が立ち並び、街としての楽しさも充実しています。
路面電車が走る穏やかな街並み、スポーツ熱の強さ、地元に根づいた人の温かさ、歴史…
穏やかに生活しやすい都会」という言葉がしっくりくる都市です。

尾道市――海と坂と路地がつくる“物語のある街”

続いて私が生まれた尾道市。
尾道は、瀬戸内海を望む坂の街として知られています。
幼い頃の私は「上るのが大変な坂」くらいにしか思っていませんでしたが、大人になって訪れると「こんなに絵になる街だったんだな」と驚きます。
海沿いの商店街、細い路地、猫と出会う坂道、古民家と寺社の静けさ…どこを切り取っても物語のような景色ばかりで、映画やドラマ、小説の舞台としても人気の地です。


また名物といえば、尾道ラーメンです。
醤油ベースのスープに背脂が浮いた見た目とは裏腹に、意外とあっさりしていて、つい最後まで飲んでしまう優しい味です。
余談ですが、駅近くのお店で尾道ラーメンを食べていたら、ちょうど真後ろに座って食事をされていたのが、映画「時をかける少女」などで有名な大林宣彦監督で驚いたことがあります…!

そして外せないのが、昭和14年創業から愛され続けているからさわのアイスモナカです。
サクサクのモナカの中に、たまごとミルクの優しく懐かしい味わいのアイスが挟まれています。
私の母が学生時代からよく食べていたらしく、それを母から私も学生の頃に教わり、私にとってもまさに伝統の味です。

訪れた方には物語のような街並みを楽しみながら、どちらもぜひ食べていただきたいです。

呉市――海と山がひとつの景色になる“歴史と技術の街”

そして休日によく遊びに行っていた呉市。
日本有数の造船の街であり、海とともに発展してきました。
海上自衛隊の基地があることでも知られ、実物の巨大な艦船が見える港の景色は迫力があります。

特に大和ミュージアムでは、造船技術の歴史や平和への願いを深く感じられる資料、戦艦大和の模型などが展示されており、ものづくりへの誇りを感じます。
また近くには本物の潜水艦「あきしお」に乗艦体験することもできます。
私も実際に乗艦したことがありますが、「こんなに薄暗く狭い中に何か月も……」と自衛隊の方の忍耐力と責任感の強さに改めて尊敬の念を抱きました。

そして呉といえば、海だけでなく山の景色も魅力的です。
中でも「火山」は、街を見守るようにそびえる山で、山頂付近には大きな岩がいくつも重なった岩山のような景観が広がっています。
この岩の上に登るにはかなり勇気が必要ですが、登ってしまえば360度ぐるりと見渡せて、島と海と山の雄大な景観を堪能できるのでおススメです。

迫力ある工業の景色と穏やかな海と山の風景が共存する、少し渋くて落ち着いた歴史ある技術の街です。

最後に

広島の3つの街の思い出を振り返っていると、「故郷って、離れてみて初めて魅力に気づくものなのだなぁ」としみじみ感じます。
子供のころは当たり前だった景色や空気、人のあたたかさが、今の私の感性や表現の土台になっていることを強く実感もしています。

今回の記事では、少しだけ私の思い出を交えて広島をご紹介しましたが、まだまだ語りきれない魅力がたくさんあります。
観光で訪れる方はもちろん、昔住んでいた方や、これから行ってみたい方の小さなきっかけになれたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

この記事の著者

リエ

株式会社グーチョキパースのイラストレーター/広島出身
大学で建築を学び、卒業後ハウスメーカーに勤務。会社員をやめて、デザイン学校にてインテリアデザインを学びながらイラストレーターとして活動開始する。その後、デザイン会社勤務を得て、2024年にグーチョキパース入社。

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