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クリエイターのための「これ経費になる?ならない?」

#経費

経費イメージイラスト

イラストレーター、デザイナー、動画編集者、写真家、アーティスト…。
創作を仕事にする人なら、一度は思ったことがあるはずです。

「この出費、経費で落ちるのかなぁ~?」

PC、タブレット、タクシー代、参考資料の漫画、喫茶店での作業代、展示会のチケット…。
悩み始めるとキリがありません。しかし、経費を正しく理解することは、クリエイターにとって節税だけでなく、事業の継続性を守る大切なスキルです!

ただ、結論からいうと、経費の判断には「正解」がありません。
なぜなら、事業内容や制作スタイルによって、必要な支出は違うからです。

この記事では、グーチョキパースの現場の経験も踏まえつつ、創作系事業者が知っておきたい「経費の判断軸と代表例」を、できる限り分かりやすく紹介していきます。

※この記事の内容は、一般的な税務上の考え方に基づき解説したものです。実際の経費処理は、事業内容や取引形態によって判断が分かれる場合がございますので、個別の状況につきましては、必ず担当の税理士または専門家へご確認くださいますようお願いいたします

経費の大原則:事業のために使ったお金か?

税法の専門用語でなく、まずはシンプルにこう考えれば大丈夫です。

その支出が、事業の遂行上、必要であると認められること。

つまり、

  • 売上向上
  • 制作の品質向上
  • クライアント提供価値につながる支出

逆に、以下のものは認められづらいです。

生活費/趣味/個人的な楽しみの支出

ただし、クリエイターが悩むポイントはここから先です。
── 仕事とプライベートの境界線が曖昧な場合が多いこと。

例えば、、、
・漫画を参考資料として買う → 経費になる?
・カフェで作業しながら仕事の打合せもした → 飲食代は経費?
・YouTube撮影用に衣装を購入 → 衣装は経費?普段も着ていい?

この境目を判断するうえで大切なのが、「事業関連性を説明できるか?」という視点です。
また、税務調査で指摘されるかどうかも、調査官の判断や考え方によって変わることもあります。
つまり、経費に該当するかどうかは、人それぞれの認識や解釈によって曖昧なケースもあるということです。重要なのは、事業者自身が責任を持って「事業に関係があるから、これを経費にしている」と、すべての仕訳について説明できるようにしておくことです。もし、その説明が難しい場合には、経費として計上しない方がよいでしょう。どちらか悩む場合には、googleやChatGPTで検索、担当税理士にご相談されると良いと思います。


ChatGPTに質問すると答えてくれる例

経費になりやすいもの

以下は、多くのクリエイターが対象になりやすい代表例です。※あくまで一般的な考え方

制作道具・機材類

パソコン、タブレット端末、プリンター、カメラ、照明、マイク、ペン、筆、紙、ソフトウェア(月額課金含む)など。
Autodesk、Adobe、Clip Studio、Canva Pro、3D素材、フォントなども、事業用であればOK。

作品・制作のための資料費

業務に関係する書籍、アートブック、事業に関する雑誌、展示会・美術館・建築見学チケット、電子書籍。
単なる娯楽でなく、創作のインスピレーション・調査用として説明できること。

打合せ、クライアント対応

Zoom有料プラン、喫茶店での打合せ代、打ち合わせ場所までの電車賃、プレゼン資料の印刷、郵送費。

販売・広報に関する費用

SNS広告費、ポートフォリオサイト、Web制作、Shopify、STORES手数料、名刺、DM発送。

外注費

背景・線画補助、翻訳、ナレーション、デザイナー、撮影スタッフなど。

経費になりにくい、または注意が必要なもの

通常の洋服・アクセサリー

YouTube撮影・イベント出演など「衣装としての必要性、普段使いではない」説明できれば認められる可能性ありもありますが、普段着との兼用&ブランド物の高級品は特に慎重に。

飲食費

仕事上の接待・打合せであれば説明できることも多いが、「友達や家族との普通のごはん」は不可。

旅行・宿泊

ロケ撮影、取材、展示会参加など、事業目的と行程が明確であればOKになりやすいが、
プライベート旅行のついでに少し撮影した → 原則NGと考えておく。

家賃・光熱費

自宅兼アトリエの場合は家事按分(かじあんぶん)が必要。
仕事スペースの割合を合理的に算出する。
例:1LDK 45㎡中、作業部屋が9㎡ → 20%を経費計上するなど

証拠を残すことが大事。経費として申告するなら、

レシート
支払いの記録(銀行・クレカ明細)
何のための経費か自分で説明できるメモ

これら揃えておくと安心です!

クリエイターが身につけるべき「経費の思考」

経費の目的は、税金を減らすためだけではありません。

経費を見直すと、事業の質が上がります。

・使っていないサブスクに気づく
・制作環境への投資判断が洗練される
・利益構造が理解でき、価格設定が強くなる
・必要な人件費、設備等にしっかり投資できる

まとめ:経費は「創作を継続するための力」

経費は、事業と創作を守る盾でもあります。

必要な投資ができない事業は、いずれ止まってしまう。

正しく支出し、正しく経費にすることで、
クリエイターは 自分の表現を持続できる体力 を得ることができます!

経費を増やすと利益が圧縮され節税にはつながりますが、やりすぎると、

  • キャッシュが残らない
  • 投資余力がなくなる
  • 不自然な支出は税務リスク

など、事業経営に悪影響があります。

経費は節税のためではなく、事業成長のために使う

この姿勢が、安定したフリーランス・クリエイター経営につながります。
無理に経費にしようとせず、本当にお仕事に使ったものだけ、正しく経費にしていきましょう!

この記事の著者

山下 翔一朗

株式会社グーチョキパース代表取締役/1988年埼玉県川越市生まれ。小さいときから絵を描くことが好きで、美術高校・美術予備校・美術大学で、美術やデザインの基礎を学ぶ。多摩美術大学を中退後、日建設計イラストレーションスタジオにて10年間、手描きパース制作に従事し、数多くの大規模プロジェクトに携わる。その後独立し、株式会社グーチョキパースを設立。手描きパースや建築イラストを、設計事務所、不動産開発会社、広告企業など多様なクライアントへ作品を提供している。

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