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イラスト制作会社が本気でマンガ研修を受けてみた結果⑥

#マンガ研修

本日はついに、【イラスト制作会社が本気でマンガ研修を受けてみた結果】シリーズの最終回!
第1回目~5回目はこちらから↓↓


漫画の核心の技術「誰が主人公なのか」

第6回目の漫画レクチャーの講義内容は「誰が主人公なのか」です!

ただシーンを並べるだけではなく、「事象」と「ウケ」を用いて登場人物にスポットを当て、読者に「誰が主人公なのか」を印象づけるための大事な見せ方について学びます。

まずは、うまく表現出来ていないパターンから、


蒼田山様より受領資料

こちらは漫画の形式としてきちんと描かれていますが、読者が共感しにくいパターンとなっています。

まずはこの漫画を読んだときの印象を覚えておいてください。そして、次にご紹介する 「事象」と「ウケ」 を活用したパターンをご覧ください↓


蒼田山様より受領資料

いかがでしょうか?

先ほどの例と比べると、子グマちゃんの気持ちに寄り添いやすくなり、より印象的な読後感になったのではないでしょうか。
このような見せ方の表現として、蒼田山様は、「事象」を受けた感情を描くコマを加える手法を「ウケコマ」と呼び、その考え方を教えてくださいました。

そして[事象]と[ウケ]のもう1パターンがこちら↓


蒼田山様より受領資料

同じ場面を描いているにもかかわらず、ウケコマのキャラクターが変わったことで、漫画の主題や印象が大きく変わったように感じますね!

先ほどは、子グマの失敗談を本人目線でかわいらしく見せるストーリーでしたが、今回のパターンでは、ママクマに焦点が当たっています。その結果、まるで子育てのコツを伝えるような、ママ向けの漫画へと変化しています。

次は事象とウケコマの使い方の注意点↓


蒼田山様より受領資料

「う〜む…なるほど…」と思わず唸ってしまうような内容ですね。

私たちが普段何気なく読んでいる漫画でも、こちらの手法は自然に使われていることが多いと思いますが、
しかし、それを意識的に使いこなし、場面ごとに狙った見せ方をコントロールするためには、頭の中にしっかりとしたイメージや引き出し方を持っておくことが大事ですね。
「これは、ワンランク上の魅せ方やな、、、」と感じました。


そして、第6回目の漫画レクチャーは以上となったのですが、最後には、最終課題として「1ページ漫画」の制作が課されました……!

これまでの研修で学んだ内容や積み重ねてきた経験を活かし、集大成となる作品を作ることはできるのでしょうか!?

それでは、見ていきましょう!


[1ページ]課題の成果品紹介

それでは、ここからはグーチョキパーススタッフ達の1ページマンガ課題成果品を紹介していきます!


ショウイチロウの作品

ジョージくんの作品

ヒカルさんの作品

リエさんの作品

ユキさんの作品

ゲンスケさんの作品
ゲンスケさんのキャラクターデザイン設定イラスト

※ゲンスケさんは3ページにボリュームを増やした関係で、作成途中の提出となりました。完成が楽しみ!


最後のマンガ課題でも、スタッフたちそれぞれの個性や特徴が遺憾なく発揮されていました!同じ講義を受け、同じ課題に取り組んでいるにもかかわらず、出来上がった作品はびっくりするくらいに方向性が異なり、一人ひとりの興味や感性、得意分野が色濃く反映されていたのが印象的でした。

教育的な内容を分かりやすく伝える作品から、コミカルなカートゥーン作品、何気ない日常を切り取った作品、独特な空気感を持つ幻想作品、美麗を感じさせる水滸伝系、迫力ある時代劇スペクタクル系など、本当にきれいにジャンルが分かれました(笑)

回を重ねるごとに技術面だけでなく、「自分は何を描きたいのか」「どんな作品が好きなのか」が少しずつ見えてきて、それぞれが独自の世界観を形にし始めているように感じます。


全6回のマンガ研修を終えてみて

僕の思いつきでみんなを巻き込んでしまい、本業と並行して取り組むことになったために、想像以上の作業量になってしまいました、、、。が!それ以上に大きな実りが得られたと感じています。スタッフたちからも「やってみてよかった~!」との声も聞けて、企画した側としてもうれしく思いました。

普段の仕事で描く手描きイラストとは異なり、キャラクターデザインや表情づくり、コマ割り、ストーリー構成、効果音の演出など、マンガには考えるべき要素が数多くあります。改めて、マンガは「総合芸術」であり「総合デザイン」なのだと実感しました。

クリエイティブを志す方には業種を問わず、ぜひ一度マンガレクチャーを受けてみてほしいと思います。これまで経験したことのない負荷がかかる分、自分の力が確実に底上げされていくのを感じられますよ!

グーチョキパースの中でも、グーチョキ劇場の連載や、マンガレクチャーを受けてみて、「なにか、漫画を使った事業を始められたら、楽しいかもですね、、、!」との意見が上がってきました、、、!


蒼田山さんのご紹介

弊社への漫画レクチャーをお引き受けいただいた蒼田山さまをご紹介


蒼田山さまには、マンガの基礎や考え方について非常に分かりやすくご指導いただいており、お人柄も穏やかで、大変学びの多い講義をしていただいております。
漫画制作のご依頼や、漫画レクチャーに関するお問い合わせは、公式WEBサイトよりぜひご連絡ください↓

https://aotayama.repread.co.jp



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この記事の著者

山下 翔一朗

株式会社グーチョキパース代表取締役/1988年埼玉県川越市生まれ。小さいときから絵を描くことが好きで、美術高校・美術予備校・美術大学で、美術やデザインの基礎を学ぶ。多摩美術大学を中退後、日建設計イラストレーションスタジオにて10年間、手描きパース制作に従事し、数多くの大規模プロジェクトに携わる。その後独立し、株式会社グーチョキパースを設立。手描きパースや建築イラストを、設計事務所、不動産開発会社、広告企業など多様なクライアントへ作品を提供している。

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