イラスト制作会社が本気でマンガ研修を受けてみた結果⑤ | グーチョキ・タイムス

BLOG

ブログ 制作の裏側

イラスト制作会社が本気でマンガ研修を受けてみた結果⑤

#マンガ研修

本日は【イラスト制作会社が本気でマンガ研修を受けてみた結果】シリーズの第5回目です!
第1回目~4回目はこちらから↓↓


5回目の講義はコマ割り模写とプロットのつくりかた

第5回目となるマンガ研修ですが、今回は 「コマ割り模写」 「プロットを書いてみよう に挑戦します!

まず、「マンガを描いてみよう!」と思ったとき、未経験者が最初につまずきやすいのが「コマ割りってどうやるの?」ってありますよね。僕自身も最初はそうでした。
何百冊、何万ページと今までの人生の中でマンガを読んでいるはずなのに、いざ自分で描こうとすると、まったく描けない、思いつかない。

そんな思い込みを打ち破ってくれるのが、蒼田山先生が開発した「コマ割り模写」というトレーニングです。

やり方はとてもシンプルです。お手元のマンガを見ながら、コマ割りの枠線だけを模写していきます。
これを繰り返すことで、コマ割りのリズムや構成を体感的に身につけることができ、少しずつ自分でも自然にコマを割れるようになっていくのです。
それを元に描いたのがこちら↓

コマ割り模写成果物

こうして見てみると、コマ割りにに色んなパターンがあることが分かりますね。

実際にやってみると課題は意外と短時間でこなせますし、自分なりにさらに別のコマ割りパターンを作ってみることもできると思います。ぜひ皆さんも試してみてください!

とはいえ、自由にコマを割っても良いとはいえ、読者が読みやすい基本ルールもあります。

蒼田様より受領資料

基本的なルールを押さえつつ、読者にとって読みやすく、楽しめるコマ割りができるといいですね!


プロットを書いてみよう

次は「プロットを書いてみよう」です。

プロットは、「何を描くか」を決める工程です。絵を描き始める前に話の骨組みを作ることで、制作途中で迷うことなく、読者に伝わりやすいマンガを作れるようになります。

プロットを作らずに描き始めると、途中で何を描きたいのかわからなくなったり、話の流れが迷子になってしまったりすることがあります。そのため、プロットはマンガ制作においてとても大切な作業です。

短いプロットをかいてみよう(1ページ程度)
テーマは自由、ストーリーの一部のようなものでもOK。


◎プロットを書くポイント


1,「誰が」「どこで」「何をしているか?」を簡潔に描く


誰が(キャラの説明)
どこで(漫画の舞台の説明)
何をしているか(行動の説明)


2,セリフを行動中心で書く
※文章で情景を書きすぎると、
絵やコマの制約が増えて、漫画にしにくくなります。


~プロット例文1~
男女二人が言い合っている。


女「知らなかったなんて信じられない!常識でしょ!」
男「こんなはずじゃ…」


場所は喫茶店、
テーブルにはでっかいカツパン×2、
山盛りのキャベツのサラダ、
タワーみたいなソフトクリームの乗ったフロート×2


女「コメダ珈琲でなんでこんなに頼むのよ!」
男「メニューだと普通に見えたんだよ…」


~プロット例文2~
主人公が勢いよくドアを開ける
部屋の中には、敵と捕らわれた仲間がいる


主「そいつを放せ!」


仲間が叫ぶ
仲「だめだ!これは罠だ」
仲「今すぐ逃げて…」


敵が仲間の言葉を遮るように攻撃
仲間、倒れる
主人公「!」


敵が主人公に攻撃を仕掛ける

敵「二人まとめて地獄に落ちろ!」


↑のような、ストーリーの途中のような感じでもOK

例文を見てみると、一見簡単そうにも見えますが、内容を簡潔に、そして分かりやすくまとめるのは意外と難しいものです。そこがプロット作りの面白さであり、難しさでもあります。

そこで私の課題で提出したプロット案がこちら↓

家族一家でドライブに出掛けている。
車の後ろで、子供たちが、Ipadで何を見るか喧嘩をしている。


長男「恐竜がいい!」
長女「私はプリキュアが見たい!」


パパ「二人で時間を決めて順番で見るのはどうだ〜?」
ママ「そうよ〜それなら平等でしょ〜」


長男「なら僕が先に見る〜!」
長女「ヤダー!私が先に見るの〜!!」


ママが怖そうに声をかける。
「そろそろ、いいかげんにしなさいよ、、、」
ママの声もむなしく喧嘩が続き、ママの怒りの限界がくる


ママ「そこまで騒ぐならこうするわよ!」
プレイヤーに韓流アイドルのライブ映像をキャストする。


子供二人はとうとう泣き出し、パパは困り果て、
騒然とした車内だが、ママだけは満足気にしている。


———————


パパが台所の前で腕をこんもりさせてる。
「今日はパパが皆に手料理を振る舞うぞ!本格タコスだ!」
背景に楽しみに待つママ・子供達


手の凝った下ごしらえ、調理工程に苦労しながらも、なんとか完成させる。
パパ「で、出来たぞ〜!!」


ママ・子供達「ワー!美味しそ〜!いただきまーす!」
すごい勢いで食べるママ・子供達
「めっちゃ美味しーー!!」


パパ「も、もうちょっと味わって、、、」
ママ・子供達「ごちそうさまー!」


そしてキッチン、シンクは洗い物の山。
パパが少し泣きながら呟く。
「作る時間2時間、片付ける時間1時間、でも食べる時間は5分か、、、。」

課題提出し、蒼田先生のチェックを受けたのこちらです↓



プロットにまとめることは普段なかなかしないので、意外と難しく感じました。通勤電車の中であれこれ悩みながら、書き足したり削ったりしているうちに、良い頭の体操にもなっていました。
こうした作業を継続していくことで、ストーリーを組み立てる力や発想力といった地力も身についていきそうですね!


まとめ

今回は「コマ割り模写」「プロットを書いてみよう」に挑戦しました!

これまでの作画中心の課題とは異なり、今回はマンガの構成や設計といった、作品の骨子に関わる内容を学ぶ回となりました。絵を描く技術だけでなく、「どのように物語を組み立てるのか」「どのように読者へ情報を伝えるのか」といった視点でマンガを考える機会となり、いつもとは違ったアプローチで身になりました

マンガ制作は、絵だけではなく、もちろん、コマ割りやストーリー構成といった要素も非常に重要なので、今回の課題を通じて、その奥深さや面白さを改めて実感することができました!

そして次回、第6回はいよいよ!「イラスト制作会社が本気でマンガ研修を受けてみた結果」シリーズの最終回です!

これまでの研修の集大成として、どのような成果が生まれるのか、、、!? ぜひ楽しみにお待ちください!!


蒼田山さんのご紹介

弊社への漫画レクチャーをお引き受けいただいている蒼田山さまをご紹介


蒼田山さまには、マンガの基礎や考え方について非常に分かりやすくご指導いただいており、お人柄も穏やかで、大変学びの多い講義をしていただいております。
漫画制作のご依頼や、漫画レクチャーに関するお問い合わせは、公式WEBサイトよりぜひご連絡ください↓

https://aotayama.repread.co.jp



関連記事

この記事の著者

山下 翔一朗

株式会社グーチョキパース代表取締役/1988年埼玉県川越市生まれ。小さいときから絵を描くことが好きで、美術高校・美術予備校・美術大学で、美術やデザインの基礎を学ぶ。多摩美術大学を中退後、日建設計イラストレーションスタジオにて10年間、手描きパース制作に従事し、数多くの大規模プロジェクトに携わる。その後独立し、株式会社グーチョキパースを設立。手描きパースや建築イラストを、設計事務所、不動産開発会社、広告企業など多様なクライアントへ作品を提供している。

コメントは受け付けていません。

プライバシーポリシー / 特定商取引法に基づく表記

Copyright © 2025 株式会社グーチョキパース All Rights Reserved.

CLOSE